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「故郷の寂しい現実」

  • Posted by: 草野 仁
  • 2008年10月10日 11:40

以前にこのブログでも触れた東映映画「まぼろしの邪馬台国」の完成披露試写会が先月29日、有楽町の東京国際フォーラムで行われました。私自身も歴史シンポジウムの場面で司会者役としてほんの少しだけ登場させて頂きましたが、物語の主人公である宮崎康平氏と同じ長崎県島原市の出身ということもあって東映の岡田社長から直々に地域担当プロデューサーに任命されておりました。映画のプロモーションのために予告編でのナレーションなどでお手伝いさせて頂きましたが、この完成披露試写会では総合司会としてステージで、主演の吉永小百合さんと竹中直人さん、そして由紀さおりさん、風間トオルさん、窪塚洋介さん、柳原可奈子さん、綾小路きみまろさんという共演者の方々、そして監督の堤幸彦さんにインタビューを致しました。その後、会場に集った1000人を超えるお客様に映画を見て頂いたのです。

当日会場で映画を観た知人たちにも感想を聞きましたが、感動的な夫婦物語になっていて見終わってとても良い気分になれたということです。また何といっても吉永さんが綺麗で素敵だったという声が本当に多く寄せられました。宮崎康平氏を演じた竹中直人さんも抜群の演技力でお客様を魅了していました。生前の宮崎氏をしている方からすればそこにご本人がいるかのようにとても似た雰囲気を醸し出していたとのことです。

翌日からは、吉永さんそして竹中さんと二手に別れて九州北海道東北等全国各地でのプロモーション活動が始まったのです。その一環として私も、吉永小百合さん演じる宮崎和子氏の少女時代の役でスクリーンに登場した宮崎香蓮さん(15歳)と島原を歩いて土地の名物料理などを紹介するテレビ番組(RKB毎日放送)の収録に参加致しました。私共のロケは10月6日に行われましたが、既に吉永さんが九州全土でプロモーションを行っていたこともあり、とても反応が良くヒットしそうな感じが伺えるということでした。今、家庭が家庭としての機能を失い、家族の絆が弱化している状況の中でもう一度家庭とは家族とはということを考え直す契機になれば良いなと思います。

ところで、実は今回故郷島原に行って驚いたことがあります。それは何と人口4万の島原に映画館が一館も無いということです。既に10年以上前からその状態は続いていたというのです。従って地元で試写会を行うためには、多目的ホールを借りてやらざるを得ないという何とも寂しい事態に陥っていたのです。

私が子供の頃は5軒くらいの映画館が島原にもありました。確かに今の時代は家庭でDVDを楽しむことが普通になっているので映画館の経営が難しいのは想像できますが、それでも一つや二つぐらいこの規模の町には映画館が有って欲しいと思うのは無理なことを願うことなのでしょうか。思わぬことでわが町の変化に気付かされた今回の旅でした。

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