- 2008年6月30日 15:57
先日、山形かみのやま温泉にある日本の宿「古窯」へ弊社のメンバーと一緒に一泊二日の旅を楽しみました。
実は、「古窯」に泊まりさくらんぼ狩りをするのが弊社の恒例行事なのです。何と今年で20年連続21回目の旅となりました。
何故毎年「古窯」なのでしょうか。
話は遡りますが二十数年前、旅人に喜んで貰おうと大変な努力を続けている旅館が山形かみのやま温泉にあるということを知り、それならば是非行ってみようと思い立ちました。その旅館が「日本の宿 古窯」だったのです。
初めて「古窯」に行った時のことは今でもはっきりと憶えています。玄関に入ったその瞬間に「いらっしゃいませ」という従業員の皆さんの明るく力強い歓迎の声と共に「お荷物をお持ちします」と優しく手が伸びて、荷物を受け取ってくれたのです。チェックインもスムーズでお部屋への案内もそつが無く、生花が見事に飾られたエレベーターに導かれ、気分良くお部屋へ到着、素早く美味しいお茶を入れてくれる、そうした従業員の行動の一つ一つの間がとても良いのです。そして大浴場の使い方や夕食の時間や場所の確認まで慌しい感じを与えないように気配りを十分にして分りやすく情報を与えてくれたのでした。
全てが心地よく運んでいくのは何故なのでしょうか。恐らく従業員が自分の言い分だけを一方的に伝えるのではなく、こちらの言い分や話を十分に汲み取ってくれて話しを先に進めていく手法をとっていたからだと思います。この辺りにもしっかりした訓練がなされていることが伺えたのです。夕食のテーブルには地元の名物山菜など郷土の味覚を取り合わせた前菜が綺麗に揃えられて目を引くし量も程良く、メインは米沢牛であることが多いが本当に良質の肉でした。その他ご飯も漬物もデザートも何もかもが美味しくてまるで桃源郷にいるような気分にさせられたことを昨日のことにように思い出します。
このように評判通りの宿、いやそれ以上の旅館だったと感じられ、翌年からは毎年のようにさくらんぼのシーズンに知人友人或いは仕事仲間の皆さんを案内して「古窯」に泊まり、さくらんぼ狩りを楽しむツアーが行われることになったのです。都会地で生活している人たちにとっては「さくらんぼ」が生っている木から捥いで手にとって食べるということはほとんど初めての体験で、皆童心に帰って思わず沢山の「さくらんぼ」を口にして、時間の経過を忘れるという何とも楽しいものなのです。
それと共に、私が「古窯」に拘る理由がもう一つあります。
それは二代目女将として頑張っている佐藤洋詩恵さんの接客の姿勢を含めてサービスの
在り方を勉強させて貰うためです。何故なら私たちの仕事も視聴者の皆さんに情報を伝える同じサービス業であることに変わりは無いからです。お客様に喜んで頂くのはやるべき当然のことであり、そこから一歩進めてお客様の期待を超えるサービスを実現するには何をなすべきかを常に模索し実践することだということを二代目女将の方法論から確認することがとても楽しみです。疲れた心を癒し、爽やかな感じの温泉で寛ぎ、美味しい物に舌鼓を打ち、その上にサービスの勉強までさせて貰うのですから私にとっては、とても有難い日本の宿「古窯」なのです。
今年は例年より雨が少なかったということですが甘味も程良くまずまず良い出来だったようです。大好きな「佐藤錦」の時期も終わり、「紅秀峰」や「大正錦」などこれからもうしばらくはさくらんぼの季節が続くわけで私自身はできたらもう一度上山に行ってみたい気持ちです。
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