- 2010年2月 5日 16:21
- スポーツ
2月4日、横綱朝青龍が暴力事件の責任をとる形で引退を発表しました。
もうさすがに今回ばかりは仕方がないと判断したのでしょう。とは言え、あれだけ強かった横綱がこのような辞め方をしたことは私も非常に残念です。
朝青龍のアスリートとしての素質は本当に凄かったと思います。お互いまだ若手の頃、私も巡業でよく朝青龍とは稽古しましたが、野性的なまでの身体のバネとそのスピードにはただただ驚かされました。足腰の強さ、上体のパワー、俊敏性、そして負けん気の強さと、力士として必要な条件の全てを持っていました。
ただそれらは土俵の中で勝つために必要なことで、国技である大相撲はただ勝てばいいというだけの世界ではありません。ましてや横綱は全ての力士の手本であるべき存在ですので、やはり一連の行動は許されるものではないと思います。
師匠である高砂親方の指導力に対しても色々と批判が出ています。確かに親方がもっと厳しく指導していれば、あのような横綱にはならなかったのかも知れません。ただ、もし厳しい親方の部屋に入っていれば、その気性から考えて朝青龍はもっと早く辞めていた可能性の方が高いのではないでしょうか。己の力を最も発揮できる環境の部屋に入門したからこそ、あれだけの大記録を打ち立てることができたのだと思っています。
結局、大相撲という世界そのものに合わなかったのでしょう。あれだけの逸材ですから、他のどのスポーツ界に行っていたとしても、間違いなく超一流になっていたと思います。もしかしたら、大相撲以外の道に進んでいた方が彼にとっては幸せだったのかもしれませんね。
朝青龍が引退したことでこれから相撲界、特に現役力士にどんな変化があるのか注目したいです。私は真面目に頑張っている力士が報われる世界であってほしいと願っています。
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