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「大相撲秋場所 九日目」

  • Posted by: 尾崎 勇気
  • 2009年9月22日 00:54
  • スポーツ

先日、「今までの取組の中で1番印象に残っている一番は何でしょうか」という私からの問いに志ら乃さんはブログ内で「琴錦が2度目に平幕優勝した平成10年11月場所の対貴乃花戦」と答えていました。確かにあの一番は琴錦関のスピード感、巧さなどの持ち味が全て集約された取組でしたね!私が10代でまだ幕下の頃、同じ松戸市にあった佐渡ヶ嶽部屋に同期の若の里らとよく出稽古に行っていましたが、そこで見た琴錦関の当時の強さには凄まじいものがありましたね。180kg以上ある琴の若関に一本背負いを豪快に決めたり、立ち合い当たり一発でふっ飛ばしたりととにかくその身体能力の高さには毎回驚かされました。もし今の時代にいたとしたら、対朝青龍、対白鵬戦など間違いなく、かなりの好取組になっていたはずです。琴錦関のような相撲が取れる日本人力士が早く誕生してくれることを期待しています。

今日新たに「自分が取った相撲の中で会心の一番は?」という質問を志ら乃さんから頂きました。私は琴錦関のような身体能力は待ち合わせていなかったので、あまり「会心の相撲」を取ったという記憶はないですね(笑)。「豪快」ではなく「強引」な相撲ばかり取っていて、よく師匠に怒られていました。う~ん、強いて言えば私が入幕二場所の平成12年1月場所の対雅山戦でしょうか。あの一番は14日目に当時優勝争いをしていた雅山に幕内下位の私が当てられた取組だったのですが、頭で低く当たり、左四つ、上手の取ってからの寄り倒しと強引な相撲ばかり取っていた私にしては割と良い相撲だったように記憶しています。取組の内容よりもまだ入幕2場所目だったので、むしろ優勝争いをしている相手に勝ったということが当時は嬉しかったですね。

さて大相撲九日目、朝青龍が単独トップという状況は変わりません。結びの「白鵬―稀勢の里」戦では稀勢の里は実に惜しかった!

やはり白鵬、途中で叩きにきましたね。その叩きに稀勢の里も待っていましたと言わんばかりに一気に勝負に出たのですが、あと1歩のところで掬い投げを決められてしまいました。白鵬の体勢を崩しながらも最後は得意の右を差し込み、投げを決めてしまうあの反応の速さ、相撲勘の良さはやはり並の力士のものではありません。あの辺りの反応の速さの違いが両者の決定的な差のような気がします。しかし今日の稀勢の里の相撲は来場所の白鵬戦で期待が持てる一番になったのではないでしょうか。

明日の結びの一番「朝青龍ー稀勢の里」戦も楽しみです!

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